例えば、Azure ブログ中では「I want to know the costs of using Azure OpenAI for the last six months.(過去6ヶ月間のAzure OpenAIの利用コストを知りたいです。)」というプロンプトの機能は既に追加されているとのことでした。それに加えて下記のような質問ができるようになったとのことです。
今回、Azure OpenAI のトークンベースデプロイコストの見積もりができるようになったとのことです。
例えば以下のような質問です。
「How much would the cost change if GPT-35-Turbo usage increased by 15%(GPT-35-Turboの使用が15%増加した場合、コストはどれくらい変わりますか?)」 というプロンプトでは現状のトークン数を取得→15%の使用量増加したとしたら→トークンの使用量想定の算出→元のコストとシミュレーションコストの比較まで行ってくれるようになったとのこと。
汎用 VM の VM 休止状態が、すべてのパブリック リージョンで一般公開されました。休止状態は、Linux と Windows の両方のオペレーティング システムでサポートされています。この機能を使用すると、VM を休止状態にしてコンピューティング コストを節約できます。VM を休止状態にすると、Azure は VM のメモリ内状態を OS ディスクに保持し、VM の割り当てを解除します。その結果、VM が休止状態になったときに料金を支払う必要はなく、VM に関連付けられているストレージとネットワーク リソースに対してのみ料金を支払います。後で VM を起動すると、以前に実行されていたアプリケーションとプロセスが以前の状態から再開され、中断したところからすばやく再開できます。この機能は、既存および新規の VM で使用できます。
新しい Bastion Developer SKU は、Azure の VM に追加料金なしで接続するための便利で安全なソリューションを提供します。Bastion Developer を使用すると、ユーザーは VM のパブリック IP を公開することなく、一度に 1 つの VM に安全なワンクリック接続を確立できます。他の Bastion SKU のように専用リソースを顧客の VNET に展開するのではなく、Bastion Developer は Microsoft が内部で管理するリソースの共有プールを利用して安全な VM 接続を実現します。ユーザーはポータルの VM ブレードの接続エクスペリエンスを通じて VM に直接アクセスできます。ポータルでは RDP/SSH がサポートされ、CLI セッションでは SSH のみがサポートされます。Bastion Developer は、追加の機能、構成、またはスケーリングを必要とせずに安全な VM 接続を求める開発/テスト ユーザーに最適です。
Microsoft Copilot for Azure (プレビュー) は、Azure が提供する数百のサービスと数千種類のリソースをナビゲートするのに役立ちます。 何百ものサービスにわたって知識とデータを統合して、生産性を向上させ、コストを削減し、深い洞察を提供します。 Microsoft Copilot for Azure (プレビュー) は、質問に答えることで Azure について学習するのに役立ちます。また、独自の Azure リソースと環境に合わせて調整された情報を提供できます。 自然言語で目標を表現できるため、Microsoft Copilot for Azure (プレビュー) を使用すると、Azure 管理エクスペリエンスを簡素化できます。
コスト分析においては、おそらくAzure を使う全てのユーザーが気になるお話であり、日々の運用においてのコスト分析や報告、コスト最適化の対応などで役に立つ機能だと思います。
今回はそんな Microsoft Copilot for Azure のコスト分析の機能から便利なプロンプトの一覧をまとめておこうと思います。
上手く動作せず。コスト、請求、使用状況データへのアクセス権がないとの返信。
Microsoft Copilot for Azure へのアクセス権限を付与する方法があるのだろうか?要調査です。
そもそもAzureのリソース一覧を出す動きがないように見える?→ 現状は質問するとクエリを返してくれるだけなのでリソースの一覧を出す機能がないのかもしれない。
Azure App Service is pleased to announce general availability of the "Automatic Scaling" feature. We received important feedback about the Automatic Scaling feature during the preview phase and have made following enhancements to the Automatic Scaling feature.
(省略)
The App Service platform will automatically scale out the number of running instances of your application to keep up with the flow of incoming HTTP requests, and automatically scale in your application by reducing the number of running instances when incoming request traffic slows down.
以下、日本語訳。
Azure App Service では、"自動スケーリング" 機能の一般提供が開始されました。プレビュー段階で自動スケーリング機能に関する重要なフィードバックを受け取り、自動スケーリング機能に次の機能強化を行いました。
(省略)
App Service プラットフォームは、受信 HTTP 要求のフローに対応するためにアプリケーションの実行中のインスタンスの数を自動的にスケールアウトし、受信要求トラフィックの速度が低下すると実行中のインスタンスの数を減らすことでアプリケーションを自動的にスケールインします。
こちらはApp Service 旧来のオートスケールであるルールベースのオートスケール設定です。
自動スケーリングの画面は見慣れた画面ではないでしょうか?
CPU使用率などのメトリックの値やスケジュールによるスケールアウト/スケールインのルールを作成しておくことでルールに則った自動スケーリングが行われます。
トラフィック量に基づいた自動スケーリング(新機能)
2つ目のルールベースの自動スケーリングの名前が似ていてややこしいので新しい方は「トラフィック量ベース自動スケーリング」と呼びます。
特徴はトラフィック量に応じて、自動的に判断してWebアプリごとにスケールアウト/インが可能な点です。また今まではApp Service Plan ごとインスタンスう数がスケールアウトしていましたが、今回の新オートマチックスケールにより負荷が高いWebアプリのみのインスタンス数のスケールアウトが可能になりました。
そしてこちらが今回新しく追加した自動スケーリングの設定画面です。
Number of instances this plan can scale out under load. Value should be greater than or equal to current instances for this plan. (このプランが負荷下でスケールアウトできるインスタンスの数。このプランの現在のインスタンス数以上である必要があります。)
Always ready instances(常に準備されたインスタンス)
Web Apps ごと
Number of instances that are always ready and warm for this web app.(このWebアプリケーションの常に準備され、ウォームな状態にあるインスタンスの数。)
Enforce scale out limit(スケールアウト制限の強制)
Web Apps ごと
Limit the number of instances this web app can scale out to.(このWebアプリケーションがスケールアウトできるインスタンスの数を制限します。)
Maximum scale limit(最大スケール制限)
Web Apps ごと
The maximum number of instances this web app can scale out to.(このWebアプリケーションがスケールアウトできる最大のインスタンス数。)