御成門プログラマーの技術日記

Microsoft AzureやAngularなどの技術情報を発信します。

Microsoft認定資格の無料の更新評価試験を受けてみた【受験方法・勉強方法・試験方式】

Microsoft認定資格の更新方法が2020年12月15日に変更になりました。
docs.microsoft.com
新しくなった認定資格の更新について情報などまとめましたので是非、ご参考にどうぞ。

MS認定資格更新方法の変更点

変更点は下記の通りです。

  • 変更前:2年間の更新期限切れ前に有料の更新対象資格を受験し、合格する
  • 変更後:1年間の更新期限切れ前に無料の更新アセスメントテストを受験し、合格する

変更前は更新の試験でもテストセンターや厳しい条件での自宅受験が必要でしたが、新しい「更新アセスメント試験」は受験要件などの指定はなく、どこでも気軽に受けることができます。更新期限が1年になった代わりに無料の更新アセスメントで認定資格を更新できるようになったため、更新のハードルとしては下がったのではないでしょうか。ちなみに有効期限についてですが、2021年6月30日までに合格した資格については2年間、以降に合格した資格については1年間となるそうです。

更新アセスメントテストの受け方

認定ダッシュボードから更新対象の資格を確認することができます。 上記のように期限切れのアラートが表示されたり、MS Learnの認定資格一覧に更新ボタンが表示されます。 更新ボタンを押すと更新アセスメントの「更新評価準備画面」に移ります。
準備画面内の下記「更新評価を受ける」ボタンを押すといきなり試験が始まるので注意です。

試験の出題方式、出題方法について

私が今回受けた更新試験は「Microsoft Certified: Azure Administrator Associate」、「Microsoft Certified: Azure Developer Associate」の更新試験を受けてみみましたが、試験の出題方式に関しては大体同じで選択肢式の単一選択回答か、複数選択回答の問題でした。各問題は一度答えると前の問題には戻れないので注意が必要です。試験時間は45分で合格点は試験によって違うようでしたが、全体正解率が70%前後以上のスコアで合格でした。
最後の問題に答えると合格してる場合は合格画面が表示されます。

合格した場合も、不合格の場合も「全体の正答率」と「評価別」の正答率を確認することができます。

更新アセスメントの勉強方法

試験の対象スキルについては上述した「更新評価準備画面」に書かれていたり、更新試験向けのMicrosoft Learnのコレクションも準備画面の下に記述されています。更新試験の勉強方法は試験範囲のMSLearnコレクションをやったり、公式ドキュメントを読んだりしました。MSLearnのコレクションで勉強したことが結構出ていた印象です。

更新アセスメント試験の再受験ポリシーについて

残念ながら不合格だった場合の再受験ポリシーですが、1回目と2回目の間はすぐに受験することができます3回目以降は前回試験より24時間空けないと受験できないので注意が必要です。再受験ポリシーさえ守れば、認定の有効期間内であれば何度でも無料で受け直すことができるので再認定を取りやすい仕組みだと思います。

最後に

今までMSの認定資格は更新の際にお金を払って、再受験が必要であったため、期限付きの資格の受験のしやすさや、更新のハードルがやや高かったと思います。新しい方式での資格更新方法となり、手軽に何度も無料で更新することができるようになったため、さらにMicrosoft認定資格の敷居が下がったのではないでしょうか。反面、更新期限を1年とすることで技術がどんどん進化していくことに対する資格保有者の技術アップデートが頻繁に行えるようになったメリットもあると思います。今回の変更でMicrosoft認定資格の人気がさらに上がってくるのではないかという予想です。

参照ページ

docs.microsoft.com