御成門プログラマーの技術日記

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Azure App Service の App Service Plan を Azure Portal から簡単に再起動する方法

Azure App Service を使っていて App Service Plan のCPUやメモリが100%に張り付いてしまい、スケールアウトもインスタンス数が最大に張り付いたままになってしまい、リソースコストも予想よりかかってしまっている。そんな状況で一度App Service Plan の再起動を行いたいなと思うことはありませんでしょうか。今回はそんなときに簡単に Azure Portal から App Service Plan を再起動させる方法を紹介します。

Azure Portal の App Service プランの画面には再起動のボタンがない


Azure Portal の画面上から App Service Plan を再起動しようと思ったら誰もが App Service Plan の画面を確認しますよね。そしてApp Service Planの画面には再起動のボタンがないことを知ります。

App Service Plan 上の各App Service には再起動ボタンがついていますが、ここを再起動しても App Service Plan は再起動されません。

App Service Plan のスケールアップを行うとApp Service Plan が再起動される


実は App Service Plan を再起動させるのは簡単で App Service Plan の価格レベル(SKU)を変更した際に再起動するのでそれを利用します。

一度違う価格レベル(SKU)に変更して、変更が完了したら元の価格レベル(SKU)にすぐに戻すだけです。App Service Plan の100%に張り付いていたCPUなどもとりあえず解消されるのではないでしょうか?

App Service Plan 再起動の注意事項

今回 App Service Pan 再起動方法を紹介しましたが、App Service Plan を再起動することにより、プランに乗っかっているすべてのアプリケーションにがダウンタイムや再起動による影響が発生する可能性があることにご注意ください。そもそもCPUやメモリが100%に張り付いている時点でApp Service Plan のスペックが足りていないか、アプリケーション側で何かしらの異常が発生している可能性もあるため、根本的な解決は別に行う必要があります。とりあえず再起動しても大丈夫な環境で試してみたい場合にお試しください。

Azure Rest API からも再起動できる!?

私は使用したことがないのですが、Azure App Service Plan のRest API で Reboot Worker というApp Service Plan のワーカーマシンを再起動するAPIが用意されているようです。
docs.microsoft.com