御成門プログラマーの技術日記

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Azure Blob Storageのストレージ階層に説明(ホット、クール、アーカイブ)【MCP 70-533試験 対策】

ストレージ層について

Azure BLOB Storageでは、データを格納するストレージ層を選択することができる。
それぞれコストや性能に違いがあるので、まとめていく。

ホット ストレージ層
  • 他の層と比べてストレージ コストが高めだが、アクセス コストが最も低くなります。
  • 頻繁にアクセスされるデータの格納向け
クール ストレージ層
  • ホットストレージ層に比べてストレージコストが低くなり、アクセスコストが高くなります。
  • アクセス頻度が低いデータ向け。
  • 少なくとも 30 日以上保管されるデータに最適化。
アーカイブ ストレージ層
  • ストレージ コストが最も低く、他に比べてデータ取得コストが最も高くなります
  • データの読み取り、コピー、上書き、変更を行うことはできない。
  • ほとんどアクセスされず、少なくとも 180 日以上保管されるデータ向け。

ストレージ層比較

BLOBストレージでは1つの操作だけで、データ層の変更が簡単に可能。
ただし、アーカイブからリハイドレートするには数時間かかる場合がある。
(注意)スナップショットがあるブロック BLOB の層を変更することもできない。

ホット ストレージ層 クール ストレージ層 アーカイブ ストレージ層
可用性 99.9% 99% -
可用性(RA-GRS) 99.99% 99.9% -
ストレージコス 高い 低い 最も低い
アクセスコスト 低い 高い 最も高い
トランザクションコスト 低い 高い 最も高い
最小ストレージ存続期間 - 30日(GPv2のみ) 180日
待機時間 ミリ秒 ミリ秒 15時間未満

アーカイブ層のリハイドレートとは

アーカイブされたデータを読み書きするために、
アーカイブ層をホットまたはクールに変更すること。
完了までに最大で15時間かかることがある。

クール層、アーカイブ層の早期削除期間

クール層 のBLOB(GPv2 アカウントのみ) は30 日のクール早期削除期間の対象となり、
アーカイブ層に移動された BLOB は180 日のアーカイブ早期削除期間の対象となります。

この料金は日割り計算され、アーカイブ層に変更して1日で削除するか、ホット層に移動した場合でも、
(180-1)日つまり、179日分の料金がかかります。

参考ページ

docs.microsoft.com

関連ページ

onarimonstudio.hatenablog.com