御成門プログラマーの技術日記

Microsoft AzureやAngularなどの技術情報を発信します

第20回 Tokyo Jazug Night 参加メモを共有します。

第20回 Tokyo Jazug Night 参加メモを共有します。

connpass.com

Azure-OCI クラウド間接続~おいしいとこどりチャレンジ~

スピーカー

まーや(@maaya8585) さん

OCI(Oracle Cloud Infrastructure)
  • 今年の終わりに大阪リージョンが立つ予定
  • 超エンプラ向き
    • 可用性だけでなく、性能もSLA対象になっている。
いいところを考える
  • Azureのいいところ

    • ADを使った認証基盤と簡単に連携できる
    • マネージドサービスが豊富
    • PaaSやSaaSのサービスが多い
      nnmer.github.io
  • OCIのいいところ

    • OracleDBが安い。Exadataも格安で使える
    • コスパがよいサービスが多い。安いとは言っていない。
    • JavaのWebAppのようなサービスがある。
    • Data I/O 無料枠が多い
      • Azureの帯域幅だとアウトバウンド最初の5GB無料。その後、変動制従量課金
      • OCIはアウトバウンド最初の10TBまで無料。
      • FastConnect(AzureでいうExpressRoot)はI/O料金は無料。利用料金に含まれている。
  • 両者のいいところどりをしてみたい

    • DBはOracle Cloud、データ分析はAzure側で行うなど
    • 複数クラウドの管理をする手間がある。
    • ハードルになるのは各クラウドの情報キャッチアップ
    • クラウド間のデータ転送方法を考える必要がある。
Azure-OCI接続
  • OCIとAzureをPrivate接続できるようになる。 news.microsoft.com
  • 速度的にも問題なく使えるレベル
  • Vnetをつなげるような動きなのでVnetないに入れることのできないサービスの考慮がいる。
  • CIDRやIPの設定は被らないように確認
  • 両方のプライベート回線の料金がかかる
  • 両方のクラウドの料金がかかるので転送量自体は高い

サーバーレスWebアプリをつくろう〜AWSとくらべながら〜

スピーカー

ひらりんさん

このハンズオンの話を紹介

初心者向け】Azureでサーバーレスな簡易Webアプリケーションを作るハンズオン qiita.com

Functions = サーバーレスというわけではないという意見
  • App Service Planがある
    • 常時稼働。
  • ステートフルなDurable Functionsがある
    • サーバーレスはステートレスであるという面からそういう意見もある。
AWSに当てはめると
  • Blob Storage に相当するS3
  • HttpRequestを受けるのはAPI Gateway Lamdaが受けるわけではない。
認証の仕組みをつける場合
  • Azure AD B2C
  • AWSならAmazon Cognitoを使用する。
AzureとAWSサービスの比較
  • Azure Blob Storage ⇔ Amazon S3
  • Azure Functions ⇔ API Gateway + AWS Lambda
  • Azure CosmosDB ⇔ DynamoDB
  • Azure AD B2C ⇔ Amazon Cognito

AWS LambdaはHTTPリクエストを受ける場合はAPI Gatewayと組み合わせる。

AzureFunctionsの入出力バインディング

一番初めに出力バインディングを設定するときに拡張機能をインストールするが、待たずに進めてしまうとそのあとでうまく動かなくなる(HTTPエラーとか)。
インストール所要時間2分ぐらいかかるっていうけど20分ぐらい待つことがある。

AzureFunctionsのプロキシ

プロキシを設定してREST形式にする

Blobストレージの静的WEBサイト
  • Azureの場合はタブに設定ページがある。
  • アクセス許可
AzureとAWS比較してみて
  • Azureの方が簡単な気がする。

  • AWSは複数の種類のサービスを一覧で機内

    • サブスクリプション・リソースグループの概念がない
  • AWSは無料枠がおおくていいな

AzureでWordPressの環境を作成する際、既存のAzure MySQLを選択する方法

前回記事でAzure WebApps上でWordPressの環境を構築する方法を紹介しましたが、
その際、WebApps作成時に既存のMy SQL データベースサーバーが選択できず、新規作成しかできませんでした。 onarimonstudio.hatenablog.com

既存のデータベースが選択できないということは、
データベースサーバー単位で課金が発生する以上、WebAppsの環境の数分だけDBサーバーの課金が発生してしまします。
理想は複数のWebAppsが共有でMySQLのデータベースサーバー1つを使用する構成じゃないでしょうか。

現状の作り方だとデータベースサーバー分だけ課金が発生してしまう。
f:id:tt-suzukiit:20190522194305p:plain

複数のWebAppsからデータベースサーバー一つを共有する構成にしたい。
f:id:tt-suzukiit:20190522194316p:plain

その問題についての解決方法を紹介しようと思います。

Azureサポートに問い合わせてみたが、仕様で既存のDBサーバーは選べないそう

一応、今回の現象についてAzureのサポートにも問い合わせしてみましたが、
WordPressの環境の新規作成時には既存のDBは選べない仕様になっているそう。

対応策として、2通りのパターンを教えてもらった。

  1. とりあえず作ってから接続先を変更し、不要なDBサーバーをお削除する。
  2. ARMテンプレートを変更する。

取り合えず1の方法が簡単そうなのでそちらの方法を選択します。

Azure Database for MySQLに新規データベースを作成する

共有DBサーバー内にデータベースを作成します。
ここの情報を参考にCloudShell上でmysqlコマンドラインツールを使用します。
docs.microsoft.com

mysql接続コマンド

mysql -h <接続先のDBサーバ名> -u <サーバー管理者ログイン名> -p

空のデータベース作成コマンド

CREATE DATABASE <db名>;

DB接続先の変更はApp Serviceの構成ファイルの接続文字列を変更するだけ

接続先の変更は本来wp-config.phpファイルを変更する必要があるのですが、Azureから作られたWordPressの場合、AppServiceの構成ファイル内の接続文字列を参照しているようだったのでWebAppsの構成ファイルを変更します。

「WebApp」→「構成」→「接続文字列」でDefault Connectionをクリックします。
f:id:tt-suzukiit:20190522195820p:plain すると新規作成時のDBへの接続文字列が入力されているので、
そちらを今回接続を行うDBへの接続文字列へと入れ替えます。

Database=<今回用に作成したdb名>;Data Source=<接続先のDBサーバ名>;User Id=<サーバー管理者ログイン名>;Password=<サーバー管理者パスワード>

f:id:tt-suzukiit:20190522195949p:plain 接続文字列を変更すると、もう接続先が変わっているので後は手順通り、
WordPressの初期設定を行えば使えるようになっていると思います。

接続先を共有用のDBサーバーに設定すれば目指していた構成を構築することができるようになります。

第18回 Tokyo Jazug Night @ Microsoft Build Update 参加メモ

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俺的 Build Update まとめ

@yuiashikaga

2019年5月23日時点での情報
Buildを含めたAzureアップデート情報

Security

  • Azure、AzureDevOpsがGithubアカウントによる認証をサポート

VM

  • Shared Image Gallery

    • カスタムイメージをリージョンを超えて使える
    • sysprepかけたVMイメージのみ対象
  • Azure Image Builder

    • イメージをどうやって作るか→今までは自分で作っていた。
    • 自動生成してくれる
    • テンプレートをイメージビルダーに食わせてdiskにする
    • Shared Image Builderに置く
  • Ephemeral OS Disk

    • OSディスクをホストノード上に直接作る。
    • 揮発性、停止は一切できない。ステートレスな環境。
    • ローカルディスク同等のパフォーマンス
  • Generation 2 virtual machines

    • 前のOSディスクは2TBを超えるディスクをアタッチできなかった。

App Service

  • App Service on Linux
    • 無料レベルが登場
    • Vnet統合    今までのWebAppsは仮想ネットワークにつなげたが、P2S的な感じで問題が多かった。    peeringに近い形、片方向のピアリング
  • Service Endpoint with an Application Gateway

    • WebAppsにサービスエンドポイントをしいて、アプリケーションゲートウェイのあるサブネットからしかつなげないようにする。
  • Multi-network ASE private link

    • ネットワークの制御
  • Functions

    • Premiumプラン
      • 最大4コア、12GBのメモリインスタンス
      • コールドスタートを制御できる。(ミニマムなサイズを指定できる)
      • 長時間実行 従来は最大10分 → 25分に伸びる。
    • Power Shellがサポート
  • Logic Apps

    • Integration Servic Environment
    • 閉じられた環境で使いたい。
    • コードが書けるようになる(JavaScript 将来はC#もロードマップに入っている。)。

Azure Application Gateway

  • G2が出た
    • デプロイや構成変更が高速化
    • 自動スケールのサポート
    • これから作るときは基本V2で作るのがおすすめ

AKS

  • 西日本で使えるように(GA)

  • Multi Node Tool

    • 1つのクラスタ内に様々なVMサイズを構成可能。

SQL Database

  • HyperScale

    • 仮想コアレベルの購入モデルの最新
    • 最大100TBのデータベースサイズ
    • 数分間で行えるデータべースバックアップ
    • 50TBのリストアに7分
  • SQL Database Serverless

    • プロビジョニングされたこんぴゅーとリソースを持たない

Storage

  • Premium Files

    • 既存のFilesの100倍のパフォーマンス
    • ストレージが100Tibまで作れる。
    • プロビジョニングした分が課金されるので注意
  • Blobストレージ

    • インデックスが使ようになる
    • Quick Query

CognitiveService

  • decision
  • Pasonaizer
  • ink Recognizer 手書きの図形を検出
  • Form Recognizer
    • ドキュメントからのデータ抽出

Azure Moniter

  • AKSのエンドツーエンドの監視
  • ログへのアクセス制御の強化
    • リソースレベルで設定したアクセス許可を運用ログに適用
  • 動的しきい値アラート
    • しきい値を動的にする → 機械学習を使ってメトリックのパターンを解析して閾値を自動で決定してくれる。

AzurePotalとARMテンプレート

  • ieで入るとElectoronベースのポータルが使える

  • リソースグループからリソースを選んでエクスポート可能になる。

  • リソースの変更履歴

    • アクテビティログで変更履歴がどうなったのかを確認できるようになった。
  • Azure Resource Manager Tools(VSCode)

    • コメント認識、シンタックスハイライトが強化される。
    • JSONなのに//でコメント
  • Azure Resource Managere Snipets(VSCode)

    • テンプレート開発する人は入れたほうがいい。
    • arm-windows-vmって打つと関連するリソースのテンプレートが出来上がる。DependsOnが出来上がった状態。

Tool

  • azshell

    • ローカルのコマンドラインやターミナルからCloudShellに接続することができるようになる。
  • AzCopy v10

    • ファイルをコピーするツール
    • AWS S3のパケットからデータのコピーをサポート
    • Data LAke Storageから
  • Azure Tips and Tricks

    • 小技のようなものがまとまっている

Build ってどんなところ?BuildでUpdateされた機能をさわってみた

@kekekekenta

Buildってどんなところ

  • 開発者向けのイベント

Azure Cognitive Service Personalizer

ユーザーとコンテンツに関する情報から、ユーザーが一番好むコンテンツを選び出す、クラウドベースのAPIサービス

Azure Kubenetes Service Virtual Node

Virtual NodeをIoTエッジにしちゃう。

  • Azure IoT Edge Connector for Kubernetes

  • Virtual Nodeは現時点で東日本はDeployできない。

Azure WebAppsでWordPressの環境を構築する

WordPress環境をAzureのWebAppsに構築します。
Azure Marcketplaceからテンプレートを選択できるので比較的簡単に構築できます。

リソースの作成を選択し、「WordPress」と検索

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「WordPress In Linux」とかもあるが、今回は「WordPress」を選択する。

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WebAppsを作成するために必要な情報を入力します

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項目名
アプリ名 アプリケーション名を入力します。この値がURLになります。
サブスクリプション リソースを作成するサブスクリプションを選択します。
リソースグループ リソースを作成するリソースグループを選択します。
データベースプロバイダー Azure Database for MySQL
App Service プラン/場所 AppServicePlanを新規作成もしくは既存のものを選択します。
データベース データベースサーバーの設定を行います。※
ApplicationInsights 今回は初期値のまま、作成します。

※データベースサーバーについては既存のAzure Database for MySQLを選択できる仕様になっていないようです。そのためこの方法で環境を作成するとWebAppsとAzure Database for MySQLが1対1で作成されてしまいます。既存のMySQLを選択する方法はこちらのページをご参照ください。
onarimonstudio.hatenablog.com

作成が完了すると、WebApps、Azure Database for MySQL、ApplicationInsightが作成されている

f:id:tt-suzukiit:20190522180906p:plain

WordPressページを確認する

「WebApps」→「概要」→「URL」
URLをクリックするとWebApp上のWordPress設定画面に移行する。 f:id:tt-suzukiit:20190522181158p:plain

WordPress設定

ここからはWordPress自体の設定なのでさらっと説明
言語の選択
f:id:tt-suzukiit:20190522181212p:plain
必要情報の入力が終わるとインストールが開始される。
f:id:tt-suzukiit:20190522181223p:plain
インストール後、ログインをする
f:id:tt-suzukiit:20190522181235p:plain
必要情報で入力したユーザーでログインをおこないます
f:id:tt-suzukiit:20190522181243p:plain
WordPressのダッシュボードが開きます。
f:id:tt-suzukiit:20190522181257p:plain
これでWordPressの環境構築が完了です。

次回はWordPress環境で既存のMySQLの環境を設定する方法を紹介しようと思います。

関連記事

onarimonstudio.hatenablog.com

【Microsoft Azure Administrator Associate最新情報をまとめ】AZ-100とAZ-101が廃止、AZ-102移行試験が日本語化。AZ-103が新たに登場。

AZ-102試験が気づいたら日本語配信していました。

Azure Administrator Associateの取得方法も変わっていたので更新情報をまとめておきます。

最新のAzure Administrator Associate 取得方法

Azure Administrator Associateの取得は2019年5月20日現在、2通りの方法があります。

AZ-103(新)の取得

以前はAZ-100とAZ-101の取得が認定条件でしたが、上記2つの試験は2019年4月をもって廃止されました。
代わりに2019年5月1日よりAZ-103試験が配信開始し、AZ-103の取得でAzure Administrator Associateが認定されるよう変更になりました。

MCP70-533(終了)と移行試験AZ-102の両方を取得する

Azureの旧MCP資格70-533試験を取得済みの方はこちらの選択肢もあります。
移行試験のAZ-102試験を受けることでAzure Administrator Associateを取得できます。 AZ-102試験は期限が2019年6月30日までなのでご注意ください。
AZ-102試験は2019年5月から日本語試験の配信が開始しているようです。

Microsoft Azure Administrator Associateについてこのページの説明がわかりやすい

Microsoft Learning Blog

多分一番ここが一番詳しい。ただし英語。 Microsoft Learning Community Blog Post

Microsoft Partner Network ブログ

英語のMicrosoft Learning blogの記事を日本語に翻訳してくれてる。
blogs.partner.microsoft.com

Global Azure Bootcamp 2019@Tokyo 参加メモ

Global Azure Bootcamp 2019@Tokyoに参加してきました。
備忘録としてメモを公開します。

Azure CosmosDB Deep Dive

  • Cosmos DB

    • データベース、mongodb など様々な形式のDB
    • 全世界であっという間に使える
  • 設計思想

    1. アクセスに対する要求に自由に対応できる
    2. ミッションクリティカルなサービスで使える。遅延が少ない
    3. すぐに使えること
    4. 全世界中にホストする。その場ですぐにレプリケーションできる
    5. 1-4に対してSLAが担保されている
  • どこからのリージョンでも、読み書きもできる。

  • 構成

    • アカウント
      • データベース
        • コンテナ
          • アイテム
  • レプリカ データを実際にもっているもの 複数のレプリカ群からなる
    → データを失われないために複数。
    → リーダーがいて書き込みの指令を受け取り、残りのレプリカに書き込んでいく。
    → 残りのレプリカは読み込み専用。フォワーダーが他のリージョンに情報を送っている。

  • パーティションキー

    • どのレプリカに行くのかが決まる。
    • なんでも構わない。
    • ちょうどいいくらいにばらけているように設定する
    • パーティションは自動的に分散する
  • お金のおはなし(リクエストユニット)

    • 異なるDBタイプをあつかっているので共通した単位が必要
      → RU(リクエストユニット)
    • 1リクエストユニット = 1kbのドキュメントを呼び出す
    • RUをさばくための計算資源を予約され、保証される。
    • RUの割り当てが足りない場合、処理できなくなる。
  • 一貫性モデル

    • 音符マークのやつ
    • 全世界に書き込みを行ったときにレイテンシーが発生するか
    • データベースを書き込んだ時にだれが読めるのか
      • eventual consistency 弱い
      • strong 書き込んだ瞬間に全世界で使える。→トレードオフが存在する。一貫性は最強。レイテンシーがあるかもよ
        • CAP定義 → Consistency、Availability、Patition Toleranceは共存できないという考え方
    • COSMOSDBではこれを5段階で制御できる
    • わかりやすい?
      https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cosmos-db/consistency-levels#consistency-levels-explained-through-baseball
  • 本日の資料 ここにある内容を話していただけだよ https://github.com/AzureCosmosDB/content/tree/master/decks

Smart Store リファレンスアーキテクチャ Deep Dive!

  • 資料はこちら
    https://speakerdeck.com/miyake/smart-store-deep-dive

  • Smart Store
    https://news.microsoft.com/ja-jp/2019/01/29/blog-smart-store/

  • リファレンスアーキテクチャ

    • 在庫管理や商品管理の共通的な部分はマイクロソフトのソリューションを使う
  • Microsoft Smart Box

    • 小さいAmazon goみたい
    • バックエンドは全部Azure
    • サーバーレスとマイクロサービスの構成になっている
      • サーバーレス
        • できるだけシンプルな基盤にしたい
        • スケーラーびりてぃを柔軟に調整したい
        • リアルタイム性の重視
  • モバイルデバイスへのPush通知

    • プッシュ通知の機能はAppCenterを使用している
    • android firebase cloud messaging
    • App Centerの設定
      • プロジェクト作る
      • ザマリンにコピペ
      • ファイヤベースにプロジェクト作る
      • notification hub はザマリンの場合、ネイティブにがりがりかかないといけない
      • AppCenterならForms側に書けるのでメリットがある。
      • プロジェクトのパッケージ名とfirebaseの設定を合わせないとPush通知が最初だけは来る。

      • http://masatoru.hatenadiary.jp/entry/2018/12/19/235900

  • サーバーレス

    • Azure Functions V2
    • CQRSによるバックエンド
    • Cosmos DB SDKは3.xを使用する
  • リアルタイムWEBによる管理UI

    • SignalIR Serviceによるリアルタイム通知
      • Serverless Mode
        • Hubの実装が不要になる。
      • signalr.jsを使って更新イベントを待ち受ける
        • ほぼコピペで大丈夫
      • Vue.jsでのリアルタイム描画
  • マイクロサービスのデプロイ

    • サーバーレスを一括デプロイする方法
    • ARM Templateを使用する
      • マイクロサービスごとにテンプレートを分割する
      • Linked テンプレート

ARMテンプレートを使い倒せ!ソシャゲを支えるInfra as Codeの極地

  • ARMテンプレートとは

    • 概要
      • 各リソースをJSON形式でテンプレート化
      • ARMテンプレートはあくまでリソースを作るもの。リソースグループより上は作らない
    • 構造

      • parameters
        • デプロイ時にユーザーが入力する値
      • variables
        • テンプレートが持つ値
      • resources
        • デプロイの実行内容
    • 機能

      • アプリケーションの開発と同様に関数やループ処理ができる。
        • 文字列結合 Add
        • 四則演算 Add
        • ループ処理
  • プロジェクトについて

    • インフラ提供とサーバーサイド開発
    • 2社のお客様向けにほぼ同じ設計で提供 →資産と再利用できる
    • 複雑な構成をポータルで作ることができるのか
  • サンプルソース

    • variables
      • PrefixKeyで設定しておく
      • concatを使って接頭辞をセット
      • たくさん作るときに作業ミスせず、命名規則にのっとって作成できる。
    • 発行時に宛先リソースグループをミスることが大きい
    • VMの台数が異なる。初期構成より台数が増える可能性がある。

      • ループ関数を使う
    • 各VMに「連番」で割り当てる必要である。プライベートIPもわける。

    • マニアックな2重ループ
      • linkedテンプレート
  • 利用時の要点

    • 命名規則

      • なるべくシンプルにしたほうがいい
      • 後ろにつけるパターンがいい
    • 依存関係(dependsOn)

    • ファイル分割

    • ドキュメント作成
      • 依存対象のリソースを記述する
      • 中身を理解していない状態で変更しても問題ない部分をしていする。.

サーバーレスは次のステージへ〜 Durable FunctionsによるステートレスなFunctionの実現 〜

  • 今回のセッションの内容
    今回のセッションの内容はここにすべて書いてあるよ
    https://tech-lab.sios.jp/archives/12991

  • Duarable Functions

    • Azure Functionsで実現しようとすると複雑なコードになってしまうものをすごく短いコードで簡単に実現できる。
    • Azure Functions のオーケストレートツール
  • サーバーレスの限界

    • Functionsはロングランニングのバッチ実行などが苦手
  • 構成

    • クライアント関数
      オーケストレーター関数を起動するための関数
    • オーケストレーター関数
      アクティビティ」関数を起動するための関数。
    • アクティビティ関数
      実際の処理を行う関数
  • 例:並列処理

    • DurabuleFunctionsを使わない場合

    • Durable functionsを使った場合

      • たった100行くらい
      • 1/5程度
  • どうやってうごいているのか

    • control Queue
      • クライアント関数を動かす
    • WorkItem Queure
      • オーケストレーター関数を動かす
      • アクティビティ関数を動かす
  • Durable Functions目覚まし

Azureのサーバーレスで限界を超えよう~スマートスピーカースキル開発を題材に~

スマートスピーカスキルは制約が大きい

  • スマートスピーカースキルの概要と得意

    • VUI(Voice User Intesrface)が中心
    • よく使うスキル タイマー 料理のとき、カップ麺のときに超便利
  • ウェイクワード

    • ウェイクワードを変えることで起動するデバイスを分けることができる。
  • クローバーのみバッテリーを内蔵しているので、セッションとかで便利

  • 求められるスキル

    • スマホより便利なとき
      • 運転中、料理中、トレーニング中など手が離せないとき
      • 就寝時にベッドに入ったあと
  • スキルの制約

    • 複雑なパラメーターの入力が必要なものは不向き
    • タイムアウトが非常にシビア
      • 呼びかけたあとにユーザーからの入力がないとすぐにきれてしまう。
    • 返答も音声だけなので理解できる内容には限界がある。
  • スキル開発の流れ

    • バックエンドはHTTPのJSONでやり取り
    • Azureでバックアップを実装する
      • FunctionsとLogic Appsがよく出てくる
  • Logic Appsを使って完全ノーコーディング
    詳細はこの記事
    https://qiita.com/himarin269/items/f5d00e649899288e8596

    • クロスプラットフォーム対策 = ロジックの共通化をする
    • Logic Apps
      • HTTPをトリガーとするフローを作ることができる
      • ロジックアップ同士やAzure内外のサービスと連携しやすい
      • JSONの扱いが簡単
        「サンプルのペイロードを使用してスキーマを生成する」サンプルJSONからJSONの解析を行ってくれる。
      • Dialogflowと連携時、URLを一部変える必要がある
  • AzureFunctionsでのスキル開発

  • コードを書きたいなら、Azureの場合ならFunctionsが圧倒的におすすめ
  • コールドスタートの遅さがVUIの大敵
    • 動くまで20分くらいかかることもある
    • 特にVUIは応答に長いと不安にアンる
    • タイムアウトすることもある
  • コールスタート対策

    • App Serviceプランを使う
      • 安いというメリットが失われる
      • 最低でもS1プランが必要になる
    • 定型文を返しているすきにFunctionsAppを起動する
      • LogicAppで受けて、定形レスポンスを返すタイミングでFunction Appを空のリクエストして起こしておく。
  • Durable Functionsを使ってスキルの常識を覆す

    • ラインに投降した内容をスピーカーに話させる。
    • Lineとクローバーをつなげているのは「Durable Functions」のみ
    • ContinueAsNewで状態の保持

セミナー参加メモ「目指そう!クラウドネイティブ ~ その全体像と技術事例」

マイクロソフトの開催する「目指そう!クラウドネイティブ ~ その全体像と技術事例」セミナーに参加してきました。

microsoft-events.connpass.com

参加時にメモった内容を共有します。

「本格化するクラウド ネイティブ時代に向けて 押さえておきたい技術要素とアーキテクチャの変化

  • Cloud NativeとはCNCFが定義している

  • サーバーレス・・・PaaSと比べ、スケーリングも気にする必要がない。
    AppService、Functions、Logic App、Azure Kuberetes Service(AKS)、ServiceFabric

  • Docker Container

    • コンテナーのデファクトスタンダード
    • コンテナー型仮想化技術→よりスケーラビリティを持つ。
  • コンテナーのメリット

    • 一度イメージを作ると、コンテナーが動く環境ならどこでも動作すること
    • 例:開発が作ったコンテナーのイメージが他の人の環境になったら動かないという現象が発生しない。
    • Dockerコンテナーは他者のコンテナー環境でも動くマルチテナントである。
  • Azure Dev Ops(旧vsts)

    • コンテナのCI/CD
    • WorkItemの管理
    • DevOpsの要 PipeLine
    • TestPlans 自動テストを行う
  • クラウドネイティブを目指す

    • 既存アプリからIaaSへの移行は簡単(Rehost)
    • 本格的にクラウドに持っていき、クラウドメリットを享受する(モダナイズ)
      • コンテナ、PaaS、CI/CDを取り入れることが最初のステップ
      • 最終的にはアーキテクチャの見直しも必要 → マイクロサービス、サーバーレス
  • マイクロサービス

    • 小さいサービス単位(コンテナもその1つ)
    • では粒度をどうすればいいか
    • 最初は少しずつサービスを小さくしていこう
    • マイクロサービスによって個々のコンテナが小さくなり、量が増える
      • オーケストレーターが必要になってくる。→「Azure Kubernetes Service(AKS)」
  • azure Dev Spaces(プレビュー)

    • AKS上でコンテナ実行とデバッグ実行が可能
    • チーム開発をやりやすくする
    • 複数人でのコンテナ開発で自分だけの変更コンテナを確認できる
    • 他の人が作っている変更に影響を与えない
    • 自分の環境だけ変更する。
  • Blue/Greenデプロイメント

    • Immutableインフラストラクチャ
  • カナリアリリース

    • トラフィックを少しずつ新しい環境に移す。何かあればトラフィックを戻す。
    • AppServiceのデプロイメントスロット→トラフィック率の指定もできる
  • Cloud Native Database周りはどうするべきか

    • サービス単位でデータベースを切り分ける
    • できればマネージドサービス
    • SQL Database、CosmosDB(高速レプリケーション)
  • PaaSとFaaS

    • FaaSはスケーリングを含めて考えてくれる
    • Azure Functions
      • トリガー、DBの変更キャッチ
      • 使ったときだけ課金
      • 自動スケーリング
      • シナリオ
        • タイマー駆動 バッチ
        • IOTなどデータ更新時にトリガー
        • アプリのバックエンド
        • Botのバックエンド←最近多い
  • Azureアーキテクチャリファレンス
    Azureアーキテクチャセンター
    docs.microsoft.com

「オイシックス・ラ・大地におけるマイクロサービス高速開発に向けた取り組み」

  • 資料
    speakerdeck.com

  • ECサイトのお話 

    • 19万人を超える会員
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Azure Functionsのタイマートリガーをデバッグ実行する方法

Azure Functionsのタイマートリガーをデバッグ実行したい

Azure Functionsのタイマートリガーを使用するとスケジュールした時間に関数を起動できるようになりますが、開発中はいちいちスケジュールしたタイミングまで待ちたくないですよね。

docs.microsoft.com

デバッグ実行時に関数が実行されるようにする

変更する箇所は一か所です。
スケジュールを設定しているTimerTriggerAttributeにプロパティを追加するだけです。

  • 変更前
    TimerTrigger("0 0 * * * *")

  • 変更後
    TimerTrigger("0 0 * * * *",RunOnStartup =true)

これでデバッグ実行開始時に関数が実行されるようになります。
ちなみに意図しないタイミングで関数が実行される可能性があるため、Azure上に発行する際にはプロパティは外したほうがいいらしいです。

参考ページ

docs.microsoft.com

Azure SQL DatabaseでAzureActiveDirectory認証を設定する

AzureのSQL DatabaseをAzureActiveDirectory(以下、AAD)のユーザーで認証する方法を紹介します。

Azure SQL Databaseとは

Azure SQL DatabaseはMicrosoft Azureの提供するPaaSのサービスです。
SQL Serverと名前が似ているので、勘違いされますが別のサービスですのでご注意ください。
azure.microsoft.com

今回の例はSQL Database エラスティックプールを使用しています。
そのため、画面の表示がシングルデータベースの場合と差異がある場合がございますが、 ご了承ください。

SQL Database側の設定(Azure ポータル)

Azureポータルで"Active Directory 管理者"を設定する

SQL DatabaseでAADに所属しているユーザーを認証できるようにするには、 Azureポータルで"Active Directory 管理者"を設定する必要があります。 「Azureポータル」→「作成したSqlServer」→「Active Directory 管理者」→「管理者の設定」
f:id:tt-suzukiit:20190125180212p:plain

管理者にするユーザーを検索し、追加します。
f:id:tt-suzukiit:20190125181127p:plain

「保存」ボタンをクリックします。 これでAD管理者の設定は終了です。

クライアント端末からアクセスできるようファイアウォール設定を行います。

SQLDatabaseにアクセスできるクライアント端末のIPアドレスの許可設定を行います。
「Azureポータル」→「作成したSqlServer」→「ファイアウォールと仮想ネットワーク」→「クライアントIPの追加」
f:id:tt-suzukiit:20190125184502p:plain
「保存」ボタンをクリックします。
Azureポータル側での設定は以上です。

接続方法

SQLServer Management Studio(以下、SSMS)を使用して接続を行います。

SSMSのインストールはこちらから
接続情報を入力します。 f:id:tt-suzukiit:20190125181509p:plain

項目 設定値
サーバーの種類 データベースエンジン
サーバー名 各自認証サーバーの名称を入力
認証※ Active Directory - MFAサーバーで汎用
ユーザー名 登録したAD管理者のアドレスを入力

私のAADアカウントは多要素認証が設定されているため、
認証で「Active Directory - MFAサーバーで汎用」を選択しております。
多要素認証を設定していない場合、「Active Directory - パスワード」を選択してください。

接続を選択すると、マイクロソフトアカウントの認証画面が表示されますので、
指示に従い、認証情報を入力すると接続できることが確認できます。 f:id:tt-suzukiit:20190125182735p:plain

ただこの段階だとAD管理者で設定したユーザー以外はログインできないため、
ユーザー追加の設定を行う必要があります。

ADユーザーをSQLDatabaseで認証できるように追加する

ユーザーを追加しましょう。
これでADユーザーを追加することができます。

--ユーザー(×××@△△.com)追加
CREATE USER [×××@△△.com] FROM EXTERNAL PROVIDER;

--ユーザー(×××@△△.com)にdb_owner権限を付与する
ALTER ROLE db_owner ADD MEMBER [×××@△△.com];

最後に

共有のユーザーID、パスワードを使わないようにするために、
AD認証を使用する方法は有効な手段だと思います。
大事なデータベースを守るためにもAD認証を取り入れましょう。

参考ページ

Azure Active Directory 認証を構成する - SQL | Microsoft Docs

SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード - SQL Server | Microsoft Docs

AzureWebAppsとAzureActiveDirectoryに独自ドメインを追加する

WebAppsやAzureActiveDirectoryのURLは初期状態下記のドメインで固定です。

  • 〇〇.onmicrosoft.com
  • https://△△.azurewebsites.net/

ただ、自分で独自のドメインを使用したいときもありますよね。
そういうときはドメイン名の設定を行いましょう。

今回行うこと

  • ドメインを購入する
  • AzureActiveDirectoryにカスタムドメインを追加する
  • WebAppsのURLにドメイン名を追加する

ドメインを購入する

まずドメインを購入する必要があったのですが、
Azure経由で購入すればAzureの請求にドメインの代金も含まれるので管理しやすいと思い、
Azureポータル上にあるWebAppsのドメイン購入を使用してドメインを購入しました。

「App Service」→「カスタムドメイン」→「App Service ドメイン」→「ドメインの購入」 f:id:tt-suzukiit:20190109182030p:plain

ドメインの購入画面は下記のような画面が表示されますので画面の指示に従って入力してください。
既定のホスト名の割り当てはどちらもチェックを入れます。 f:id:tt-suzukiit:20190110185153p:plain

OKを入力するとドメインの購入処理が始まります。
ドメインの購入が完了したら、リソースに「App Service ドメイン」と「DNSゾーン」が作成されていると思います。

AzureActiveDirectoryにカスタムドメインを追加する

次にAzureActiveDirectoryにカスタムドメインを追加していきましょう
基本的には下記ページを参照に進めていけると思います。
ドキュメントと違う部分のみ記述していきます。 docs.microsoft.com

「ドメイン レジストラーに DNS 情報を追加する」の部分はAzure DNSを使用する。

今回ドメインはAzureから購入したため、ドメイン レジストラーではなく、Azure DNSを使って情報を追加していきます
docs.microsoft.com さきほどドメイン購入完了時に作成された「DNSゾーン」のリソースを選択します。
「+レコードセット」のボタンをクリックしてDNSレコードを追加しましょう。 f:id:tt-suzukiit:20190109184851p:plain
追加するレコードの値は下記の通り設定します。

項目
名前 @
種類 TXT
TTL 60
TTLの単位
設定する値の取得先はドキュメントの「ドメイン レジストラーに DNS 情報を追加する」の部分参照

以上でDNSレコード設定の追加は完了です。
Azureで扱っているDNSレコードについて詳しく知りたいかたは下記ページをご参照ください。

onarimonstudio.hatenablog.com

また、「カスタム ドメイン名を検証する」の部分は検証する前から利用可能になっていたので飛ばしました。

AzureActiveDirectoryのドメイン追加が完了

これにて設定完了です。
AzureActiveDirectoryのカスタムドメインプレートで今回追加したドメインをプライマリに設定しておきましょう。
AADのトップ画面などにドメイン名が反映されるのは少し時間がかかるかもしれません。

確認のため、ユーザー追加で今回のドメイン名を使ったユーザーを追加できるようになったことを確認しておきましょ。

WebAppsに独自ドメインを設定する

ホスト名を追加する

Webapp→カスタムドメイン→ホスト名の追加を選択します。
f:id:tt-suzukiit:20190110185113j:plain ホスト名に追加するルートドメイン名を入力します。
そうすると、下記の画面のようにドメインの所有権の部分でエラーが出ると思います。
f:id:tt-suzukiit:20190110180734p:plain
エラー画面の指示通りにDNSレコードを追加しましょう。

DNSレコードを追加する

Azure DNSでDNSレコードを追加します。
先ほども使用したDNSゾーンを選択します。

Aレコードを追加します。「+レコードセット」を選択

項目
名前 @
種類 A
TTL 60
TTLの単位
ドメインの所有権の部分で発生したエラーで指示された値

TXTレコードも追加しますが、TXTレコードは先ほど同じ種類のレコードを作成済みですので
既存の名前@、種類がTXTの既存のレコードを選択しましょう。

項目
名前 @
種類 TXT
TTL 60
TTLの単位
ドメインの所有権の部分で発生したエラーで指示された値

ホスト名を追加画面に戻りホスト名を追加する

先ほど下記のようにエラーが出ていたと思いますが、
DNSレコードを追加したことでエラーがなくなり、
「ホスト名の追加」ボタンを選択できるようになっているので選択します。 f:id:tt-suzukiit:20190110180734p:plain

選択すると、下記の画像のようにドメインが追加されます。
画像は違いますが「SSLバインディング」の部分はまだ未接続の状態になっていると思います。
f:id:tt-suzukiit:20190110183028p:plain

これでWebAppsのアプリに対して独自のドメインでアクセスできるようになります。

【WebAppsの認証を入れている人のみ】応答URLに今回追加したドメインのURLを追加します

WebAppsにAD認証を入れている人は応答URLに今回追加したドメインのURLを追加しないとエラーになります
下記2点のURLを追加しましょう。

  • https://<追加したドメイン名>
  • https://<追加したドメイン名>/.auth/login/aad/callback

API Apps を使用している人はCORSの設定も追加するのを忘れないようにしましょう。

完成!! ブラウザで表示できるか試してみよう

ブラウザのURLバーに追加したドメインを入力してみましょう。
WebAppsのアプリにアクセスできたら成功です。
現段階ではSSL証明書の設定を行っていないため、ブラウザで警告が表示されると思います。

WebAppsで独自ドメインを使用する場合、SSL証明書の設定を自分で行う必要がある

WebAppsにSSL証明書をバインドする方法については別記事で紹介しようと思います。

参照ページ

docs.microsoft.com

docs.microsoft.com

docs.microsoft.com