御成門プログラマーの技術日記

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2024年4月からのMicrosoft Azure の日本円価格改定について調べてみた

2024年4月の Microsoft Azure の価格改定について、調べたことをまとめておこうと思います。

2024年4月に価格改定!? 20%の料金引き上げ

2023年12月6日、下記のようなニュースがマイクロソフトから公開されました。

日本マイクロソフト株式会社は、2024 年 4 月 1 日から、法人向けソフトウエアおよびクラウドサービスの価格を改定します。新価格は、日本円の為替変動に伴い、いずれも 20% の引き上げとなり、2024 年 4 月以降に適用されます。

マイクロソフトは、ソフトウエアおよびクラウドサービスについて、現地価格の影響を定期的に評価し、地域間の合理的な整合性を確保しています。今回の変更はその評価の結果により、価格を米ドル水準に近づけて調整した結果です。今後も、米ドルに対する為替変動を考慮し、年 2 回の定期的な価格評価の一環として、現地通貨建ての価格を調整する場合があります。

このアナウンスメントは、ハードウェア (Surface 等) またはコンシューマ向けに提供している Windows, Office および Microsoft 365 サービス等は対象としておりません。マイクロソフトの製品がリセラーを通じて販売される間接販売の場合、最終価格と販売通貨は引き続きリセラーによって決定されます。

法人向けソフトウエアおよびクラウドサービスの価格改定について - News Center Japanより引用。

まとめると、2023年4月1日より、日本円の為替変動に合わせた価格調整により一部を除くMicrosoft 製品 全体に20%の値上げが発生するということになります。つまり円安による影響ですね。実は2023年4月にも同じように価格改定が行われていて、Azure の日本円価格は15%値上げしたばかりだったのも記憶に新しいかなと思います。 2023年3月以前と比べると実に38%も価格が上がることになるので本当に円安が身に染みてわかりますね。2023年4月の値上げについては下記の記事で紹介していますそちらをご参照ください。
onarimon.jp

世界的に見るとマイナス調整が入っている国もあるので純粋な値上げではない

今回、他の国の調整率を見たところしっかり下がっている国も一つだけですがありました。ブラジルレアル(BRL)だけは7%安くなっています。そのことから、Azure全体の価格の値上げではなく、あくまで為替レートによる調整ということがわかるのでまだ今後も価格が下がる可能性もなくはないと思うので少し安心。

Consistent global pricing for the Microsoft Cloud - Storiesより引用。

ここからは今回の価格改定の影響範囲を調べていこうと思います。

2024年4月1日からのサービス価格改定の影響範囲について(予想)

今回の価格改定ですが、為替レートによる調整という基本的に2023年4月の価格改正と似た性質のものであると見込まれます。
そのため、2023年4月期の価格改正でMSから公表されていた影響範囲について紹介していこうと思います。
実際には違う動きになる可能性もあることをご承知おきください。詳しくはMicrosoftの課金サポートや販売店にご自身の契約においての影響度について問い合わせをしてみてください。

エンタープライズ契約(EA)またはエンタープライズサブスクリプション契約(EAS)、MPSA、サーバーおよびクラウド登録(SCE)

これらの契約で Azure を利用しているユーザーは、契約開始時点でのAzure価格でベースラインが決められていて、契約期間(1年または3年ごと)はベースラインを上回らない価格保護が適用されています。そのため、これらの契約では今回の値上げではベースラインまでの値上げとなる見込みです。
learn.microsoft.com
ただし、契約更新のタイミングでベースラインが見直されるため、今回の20%値上げした価格でベースラインが見直されることになると思います。

従量課金制のサブスクリプション

従量課金でも種類があって契約形態によって、対応が変わるみたいです。MOSPですと、為替レートでの影響は受けない金額固定の形式みたいなので今回の影響を受けそう。Microsoft 顧客契約 (MCA)ですと、為替レートで毎月調整されているので、今回の価格調整の影響は受けなさそうです。
azure.microsoft.com

Azure の クラウドソリューションプロバイダープログラム(CSP)

CSP の場合は 販売代理店のパートナーによって価格がどうなるか決定されるため、価格の変更はパートナーごとに変わります。従量課金と同じで為替ベース価格調整が毎月行われているかで影響が変わりそうです。詳しくは担当するパートナーにお問合せください。
azure.microsoft.com

Azure の新しいコマース

Azure の新しいコマース価格は米ドル建てであり、今回の変更には影響ありません。

こんなときだからこそ Azure コストの節約を考えよう

値段が上がってしまったときこそ、輝くAzureの節約術もあります。
本ブログでは、そんなAzureの節約サービスについていくつか紹介している記事もありますので是非、そちらをご参照ください。

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最後に

円安の影響で、日本の Azure ユーザーに対してはなかなかつらい価格改定となってしまいましたね。コスト管理者にとっては頭を悩ませる内容だと思います。こういうときだからこそ、無駄づかいしている部分や節約できる部分はないかを見直すいい機会として動いていく必要がありそうですね。